旅行記前編
今回の旅行。…といって、もう一月以上経過したが。
主題は「蝉の声」だろうか。
子供の頃、宝塚や和歌山で騒音を通り越してBGMだった蝉。
アブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミ、ツクツクボウシ
オールキャスト勢揃い。
北海道人となった今は山に近づいたときに聞くエゾクマゼミの声に
夏を感じるものですが、
「そう倶知安の時がそうでした。」
すっかり忘れていたツクツクボウシの声には郷愁がこみあげてきます。
また、新米ツクツクボウシの下手くそな声に笑いも出たり。
「プロローグ」
いつもの旅行は10月なのに、今年は9月。
まだ西の方は暑いのだろうとの予測はついていたんだけど、
今回は飛騨、金沢方面だからもしかしたら寒いかな?
なんて思っていたら、すっかりアテがはずれてました。
旅行や出張になると、住んでる場所柄出社せず空港へ直行します。
今回も会社からのバスで一足先に缶ビールなぞを開けて盛り上がってるであろう一行は別に
僕はそぼふる雨の中をカッパを着て駅までチャリをこぎます。
残念ながらカッパでは足まで防ぐことができず、下半身べちょべちょのまま空港へ。
Knt!さんが待つ団体受付前に到着した僕が一等賞。
その後到着したバス組と出発ロビーに抜けると、まだ朝だっちゅうのに
みんな早々とビールを買います。
もちろん僕もですが。
そう、家族…っちゅうか、嫁さんから開放されて気ままに酒が飲めるのもこんな時しかないのだから、がみんなの言い訳。
もちろん僕もですが。
そんなこんなで飛行機は一路セントレア、中部国際空港へ。
西日本へ向かう飛行機はだいたい同じで、日本海の海岸線上を飛行します。
今回はちょうど雲の晴れた新潟県上空で左に旋回し、日本アルプスを右下に見ながら濃尾平野を目指します。
ちょうどこの航路の下を今日のバスはさかのぼるんですな。
日本有数の平野で、大河を集める濃尾平野を通り過ぎると目前に良太君のふるさと近く
四日市の工場群が。
ここで飛行機は左旋回をし、海の中のセントレアへ吸い込まれていきます。
それにしてもこの時のパイロットは最高でした。
ほとんどショックのない着陸。
まるで車で坂道を下るような緩やかな着陸を経験したのははじめて。
さて、到着するや否やすぐに昼食で、お昼は空港内でとります。
ターミナルビルの食堂街はちょいとテーマパーク風。
そのなかのとあるお店で食べたのが、きしめんと味噌カツのセット。
上司の方々は早速生ビールをご注文ですが、僕は飲みません。
けっこうなボリュームのお食事を平らげました。
で、赤福の看板が目立つ空港から外に出るとやはり空気の肌触りが違う。
いや、空気が違うんじゃなくて暑いんです。
その日は9月6日で、札幌は確か20度そこそこだった思いますが、
この日の中京地方は最高34度を記録してました。
「犬山城」
バスは三河から尾張を経て美濃の国に向かう訳ですが、
郊外から一気に名古屋の街中を通ります。
しっかり名古屋城天守も拝めるわけですな。
そうして最初の目的地、犬山城に到着です。
この城、規模は姫路のお城などと比べるとむちゃくちゃ小さいのですが、戦国時代の平山城の様式をしっかりと保っていて、ま、天守閣だけですが楽しめます。
階段が梯子並みにきついのね。UDじゃないわあ。
犬山城ではアイスクリームをホイップしてカップで食べるソフトクリームもどきを食べました。
そしてこの犬山城の森で蝉の初攻撃をくらったんですなあ。
坂道をへとへとになって登る横で鳴かれるアブラゼミの声はただただやかましい。
あ、そうそうこの犬山城は珍しく個人(旧領主)の持ち物だったんですね。
普通は廃藩置県後に自治体に渡しちゃうんですけど、ここは修理が面倒だから自治体から有償で返されちゃったんですね。
今は確か団体所有で国宝ですが。
「郡上八幡」
犬山城をあとにするとバスはどんどん奥美濃に向かいます。
さすが戦国時代の中心地だけあってあっちにもこっちにも城が垣間見れます。
そうして訪れる郡上八幡。
ここも水路の町で有名ですが、山上に郡上城がそびえています。
郡上八幡のきもだめしってご存知ですか?
橋の上から川に飛び込むっていう。
これがえらい高いし、川底は浅そうなんです。
無理だろう。と思っていると、飛び込むときの注意の看板が。
飛び込むんですね。
そんな郡上八幡ですが、お水の街ではありますが、感動したのは
ヤンマ。
でかかったー。
北海道でも西岡水源地とかニセコ山系とかで目にすることはあるんですが、なかなか人里で目にできないですよね。
郡上八幡でのお土産は鳥の燻製。
なんだか郡上ハムってのが有名だそうで、帰ってからひとりで食べましたが、
おいしかった。
そして初日のお宿は日本三大名湯のひとつ下呂温泉です。
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